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ディオール バイ アンヌ=ソフィー・ピック

彼女は、世界で最も多くのを獲得した女性シェフ。クリスチャン・ディオールは、自身のクチュールメゾンの創設へと導いてくれたを幸運のお守りにしていたクチュリエ。アンヌ=ソフィー・ピックが、彼女の夢である「アール ドゥ ヴィーヴル(暮らしの美学)」の名のもとに見事に結びついた長期的なコラボレーションを通して、クリスチャン・ディオールとメゾンの素晴らしいヘリテージを讃えます。
By Marie Audran

昨年の冬、ディオールの世界で新たな星が輝きました。三つ星シェフ アンヌ=ソフィー・ピックとのクリエイティブで魅力的な対話が始まり、いまだかつてないコラボレーションが形になって、その第1章が日本で幕を開けたのです。2つの卓越した存在のユニークな出会いは、これから幾多の季節と年月を経てプロジェクトを重ね、進化を遂げていきます。なかでも2025年には、アンヌ=ソフィー・ピックが総指揮を執る新しいレストラン「ムッシュ ディオール」が大阪にオープンする予定です。

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© MATHILDE HILEY

その素晴らしい序章として、クリスチャン・ディオールのクチュール作品から見事にインスピレーションを得たペストリーとヴィエノワズリーのセレクション1 が、アンヌ=ソフィー・ピックによって考案されました。それらを手がけるにあたって、彼女はクリスチャン・ディオールの物語と彼の夢の王国に魅了され、メゾンのアーカイブを深く掘り下げたのです。

大阪の「カフェ ディオール バイ アンヌ=ソフィー・ピック」2 限定で提供されるこれらのグルメなクリエイションは、「カナージュ」、千鳥格子、レオパードモチーフや美しいローズ、さらにはアイコニックな「トワル ドゥ ジュイ」に至るまで、「30 モンテーニュ」のシグネチャーコードを纏っています。クリスチャン・ディオールの言葉を借りれば、それ自体が「とても重要な装飾品」であるクチュールボタンもまた、贅沢に再解釈されています。ファッションとガストロノミーのサヴォワールフェールの詩情豊かな融合が、ディオールのヘリテージの再発見へといざなう、五感に訴えかける夢のような体験を提供します。まさに、大胆さ、そして、驚くほど複雑なアロマによって昇華された、エレガンスと創造性の真髄に捧げるオマージュなのです。

1 その他にも、魅惑的なトラベルケーキやムッシュ ディオールによるオートクチュールのデザイン画に飾られたチョコレートバーなどを提供。

2  大阪湾に浮かぶ関西国際空港第1ターミナル内のディオールブティックに併設。

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最先端の革新と融合したフランスの卓越性

フランスの由緒あるシェフ家系の4代目であるアンヌ=ソフィー・ピックは、1969年ヴァランス生まれ。彼女は、彼女と同じく三つ星シェフだった祖父のアンドレ・ピック* と父のジャック・ピックの足跡を辿りながら、他の追随を許さない創造性を発揮し、比類なき一家の歴史を刻み続けています。常に世界と新たなテロワールに対してオープンで、革新的なアンヌ=ソフィー・ピックは、フランスの国境を越えた独創的な料理体験を追求しています。異なる文化を結び付けること、そして、大阪の「カフェ ディオール バイ アンヌ=ソフィー・ピック」で出合った和食材のような新たな食材を探求することは、彼女の変わることのない情熱であり、新しい地域や伝統に身を置くことで、彼女の哲学が実現するのです。こうして彼女は世界中に9軒ものレストランをオープンし、輝かしい軌跡を残し続けています。

* ムッシュ ディオールはアンドレ・ピックのレストランを訪れたとされている。まるで運命づけられたかのような出会いは、今回のディオールとのユニークなコラボレーションによって見事に現代に蘇っている。

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