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© FEDERICO BERARDI

NEW LOOK(S)

ニュールック

シーズン、新たな装いで生まれ変わったフレグランス コレクション「ラ コレクシオン プリヴェ クリスチャン ディオール」に、クチュールのヘリテージから着想を得たフレグランス トランクとケースが登場。クチュールとフレグランスが紡ぐ夢見心地なタリスマン(お守り)の物語。
By Marie Audran

2004年、メゾンが誇るオートクチュールのエレガンスと卓越性を称える比類なきフレグランス コレクションとして「ラ コレクシオン プリヴェ」が誕生しました。多彩な香りのコンポジション、進化し続けるサヴォワールフェール、そして幾度となく再解釈される独創的なフレグランスとして、現在に至るまでその名声はとどまることを知りません。

そして2025年、大胆な創造性に満ちた20の軌跡にオマージュを捧げ、クチュール エッセンスを纏ったフレグランス コレクションへ一新。さらに、唯一無二のフレグランスを新たな高みへと導く、特別なトランク1 をつくりだしました。

1 コレクシオン プリヴェ クリスチャン ディオール 一部取扱店舗にて新発売。

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コレクシオン プリヴェ クリスチャン ディオール」のフレグランス2 は、その洗練された気品が際立つ、3種類のサイズ(50mL100mL200mLで登場。今回、新たに登場するクチュール キャップは、メゾンのアイコニックなカラーであるブルーや、クリスチャン・ディオールが「生命の色」と評したレッドなど多彩なカラーバリエーションに包まれ、ディオールを代表するモチーフが描かれています。メゾン創設から続くクチュールとフレグランスの密接な繋がりを体現した「カナージュ」、ムッシュ ディオールのミューズ、ミッツァ・ブリカールが愛したレオパードプリントのスカーフを彷彿とさせる「Mizzaミッツァ)」、メゾンのアーカイブから着想を得てマリア・グラツィア・キウリが再解釈した「プラン ドゥ パリ」など、さまざまなデザイン コードが美しく施されています。フレグランスとクチュール キャップの魅惑的な色合いは、まるでスタイル ステートメントのように多彩な表情のボトルを優雅に演出し、輝く美しさを際立たせます。さらに、ディオールならではのりの美学が織りなすコントラストとハーモニーがクチュール スピリットを称え、ラ コレクシオン プリヴェの高貴で創造性あふれる香りのコンポジションを引き立てます。クチュリエ、そしてパフューマーとして、1947に初めてクチュール コレクションと香りに完璧な調和をもたらしたクリスチャン・ディオールへと捧げるオマージュです。

クチュール キャップに続いて、ミニ トランクとトランクがメゾンのさまざまなデザイン コードを纏って登場します。ディオール初のブティックであるコリフィシェの壁を飾り、マリア・グラツィア・キウリが現代風にアレンジした「トワル ドゥ ジュイ」。1948年以降のコレクションに取り入れられ、ムッシュ ディオールがこよなく愛した千鳥格子。オートクチュール ショーのゲストたちを迎えてきた、ナポレオン3世様式の籐椅子にあしらわれた「カナージュ」。そして、1967にムッシュの後継者マルク・ボアンが当時の社会情勢からインスピレーションを得て生み出した、グラフィカルな「ディオール オブリーク」も忘れてはなりません。

2 コレクシオン プリヴェ クリスチャン ディオール 取扱店舗にて新発売。

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メゾンのアイコニックなモチーフが繊細な刺繍で施されたキャンバス地に、「CDイニシャルと「Christian Diorシグネチャーが控えめに刻印された6のトランクには、「エスプリ ドゥ パルファン」や、「オードゥ パルファン」のフレグランスを、それぞれのサイズ3 に合ったトランクに収めることができます。ディオール アトリエで手作業により作られる比類なき美しさを湛えるトランクは、1947年以来、絶えずディオールのシルエットに命を吹き込んできた黄金の指を持つ「プティットマン(お針子)」による精緻なクラフツマンシップの賜物です。

14以上の工程を経て作られる特別なトランク。生地の裁断と接着、パターン調整、レザー バンドの組み立て、スタッズの挿入、メタルの取り付け、蝶番や留め金の組み立て、裏地貼り、そしてクリスチャン・ディオールの刻印が施されたプレートの手作業による取り付けなど、すべての工程でミリ単位の緻密な手仕事が求められます。ムッシュ ディオール曰く「機械によって魂が込められていないものを生産する時代において、オートクチュールのクリエイションは、手作業で制作される芸術作品として唯一無二の魅力を携えています。かけがえのない職人が生み出すクリエイションには、機械では決して創出できない『詩情』と『いのち』が宿っています」。卓越したサヴォワールフェールが凝縮された作品にあって、彼の言葉はこれまで以上に強い意味を成すでしょう。トランクだけでなく、現代的なフォルムが魅力の4種類のフレグランス ケース4 にも、同様のスピリットが注ぎ込まれています。ケース全体には手刺繍が施されており、メゾンのシンボルや「Christian Diorシグネチャーがあしらわれています。さらに、ケースには持ち運びに便利なハンドルが付いており、お気に入りのフレグランス ボトル専用の、洗練されたトラベル アクセサリーとしてもご使用いただけます。フランスの哲学者ガストン・バシュラールの言葉を借りるならば、「手仕事が生み出す詩情」と表現できるでしょう。ムッシュがこよなく愛した、まさにクチュールの魔法を体現するクリエイションなのです。

3 それぞれ「エスプリ ドゥ パルファン」3本(各80mL)、「オードゥ パルファン」3本(各100mL)、1本(200mL)を収納可能。

4 コレクシオン プリヴェ クリスチャン ディオール 一部取扱店舗にて新発売。
それぞれ「オードゥ パルファン」の100mLまたは200mLを収納可能。

Beauty - PCD Capots & Malles Couture
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フレグランス「ボア タリスマン」

クリスチャン・ディオールは、自伝1 の冒頭でこう記しています。「私の人生は幸運に恵まれていました。私の人生で最も大切なことは、その幸せを自覚すること。さもなければ、感謝が足りない不誠実な人間となってしまいます。私に訪れる幸運を予言した占い師にも、敬意を表さなければなりませんね」。

ディオール パフューム クリエイション ディレクター、フランシス・クルジャンは、ムッシュ ディオールが魅了された迷信やタロットカード、占い師などから創作のインスピレーションを得てきました。数ある迷信にまつわるモチーフの中でも特にムッシュが肌身離さず持ち運んだとされるラッキーチャームが、今回発表される新たな香りにおいて重要な着想源に。それは、スズランや四つ葉のクローバーなどのタリスマン(お守り)が描かれた小さなゴールドのメダルや、彼のクチュリエとしての運命を決定づけた象徴的な「スター」モチーフ2そして1に何度も触れていたという小さな木(ボア)のかけら。フランシス・クルジャンはインスピレーションにまつわるエピソードについて以下のように語っています。「私はいつも、クリスチャン・ディオールの迷信深い性格に心を動かされてきました。それは本能的に私にも共通するというだけでなく、私自身そうした趣味を持っているから。不運を避けるために自分で考えついた、無邪気な楽しい儀式のようなものです。例えばその一つが、重要な仕事の打ち合わせの時にジャケットの中に忍ばせる角砂糖。そしてこの明確で感覚的なアイデアが突然形になったのです。「ボア タリスマン」は、私たちの2つの迷信の驚くべき出会いから生まれた香り。私がポケットにこっそり入れた角砂糖と、クリスチャン・ディオールがいつもポケットの中で触れていた小さな木片が重なりました。砂糖のイメージは濃密なバニラへとたどり着き、その全てのファセットが余すことなく紐解きます。こうして奇跡的なデュオが形成され、ボア タリスマンが誕生しました」。フランシス・クルジャンが生み出す、ラ コレクシオン プリヴェの新たなフレグランス。シダーウッドとバニラの貴重で繊細なノートが、絶妙なニュアンスで引き立て合い、完成される香り。「シンプルな木のイメージから、クリスチャン・ディオールがスケッチに使用していた鉛筆に思いを馳せ、最終的にシダーウッドのアコードを選びました。さらに、シダーウッドとバニラのノートが織り成す香りの対話を表現するため、いくつかの抽出プロセスを採用し、凝縮された甘美な香りと力強い香りがもつ、さまざまな表情を描き出すことに成功しました」。クチュール トランクにエレガントに寄り添う、新たなフレグランスの登場です。

Christian Dior et moi』、クリスチャン・ディオール著、Vuibert出版。

2 1946418日、ムッシュ ディオールはフォーブール=サントノレ通りでメタル製のスターのオブジェを拾いました。この運命的な出会いにより「スター」はディオールにとって進むべき道を示す運命のしるしに。同年、パリ、モンテーニュ通り30番地に自身の名を冠したメゾンをオープンするきっかけとなりました。

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