「ミス ディオール」、インスピレーション
「ニュールック」が大成功を収めたショーが開催された1947年、マニフェスト的存在として誕生した、ディオール初のフレグランス「ミス ディオール1」。今年、6月16日から7月15日まで東京の六本木ミュージアムで開催された「ミス ディオール展覧会 ある女性の物語」では、ピンクのリボンが紡ぐ壮大な物語が展開されました。
アート、クチュール、フレグランスが織り成す魅惑あふれる世界。回顧展「ミス ディオール展覧会 ある女性の物語」は、花々が豊かに香るフレグランスのごとくいくつものコードで構成され、アイコニックなフレグランス「ミス ディオール」の奥深さを体現(「ミス ディオール」はドレスの名前にもなっています)。光り輝くプロヴァンスの風景のように、ハートノートにはもちろん、クリスチャン・ディオールと芸術の世界との情熱的な愛が込められています。この伝説のフレグランス「ミス ディオール」は、数多くのアーティストによって解釈・表現されてきました。その筆頭がルネ・グリュオーで、彼は30年に渡り、一目で彼の作品とわかる筆致で華々しいキャンペーンを展開しました。幾度も変容を遂げ、特に素晴らしいインスピレーションを持つ女性アーティストたちによって何度も表現されてきた永遠のミューズ「ミス ディオール」。本展は、70年以上に渡り「ミス ディオール」に宿る美のディオール スピリットを再発見し、探求する機会となりました。 |
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ディオールと日本:抗いがたい魅力 |